レジェンドが選ぶ「プレミアリーグ史上最強の守護神TOP10」

新型コロナウイルスによって、プレミアリーグは中断されている。

そうした中、『BBC』では、アラン・シアラー、ギャリー・リネカー、イアン・ライトのレジェンドたちがプレミア史上最高のGKたちについて話し合っていたぞ。

この10人をファンたちがランキング付けするというものになっている。

アリソン(現リヴァプール)

出場58試合:クリーンシート31試合

(昨季以降、平均156分間で1失点。これは同期間に1試合以上プレーしたGKの中で最高レート)

リネカー

「彼はリヴァプールで信じられないくらい素晴らしい。大きな違いを生み出しており、チームを大きく改善させた。非常に重要である落ち着きを放つGKだ」

シアラー

「アリソンとファンダイクはリヴァプールのゲームチェンジャーだ。ピッチ上で彼らが違いを生み出した」

ペトル・チェフ(元チェルシー&アーセナル)

出場443試合:クリーンシート202試合

(プレミアリーグ史上最多のクリーンシートを記録)

リネカー

「彼は出場したプレミアリーグのほぼ半数近くでクリーンシートを記録した。

4度のゴールデングローブ受賞、4度のプレミアリーグ優勝、CL制覇、5度のFAカップ優勝、3度のリーグカップ優勝、そして、ELまで勝ち取ったのが彼の9年間だ」

ダビド・デヘア(マンチェスター・ユナイテッド)

出場304試合:クリーンシート108試合

(2017年のアーセナル戦で14度のセーブを記録。2003-04シーズン以降のプレミアリーグで最多記録)

シアラー

「彼がイングランドにやってきた時、多くの批判を浴びた。サイズがないし、痩せているし、あまりにもミスが多かったからね。

その時期を経た後に素晴らしい時もあった、信じられないセーブもした。

今はミスが多過ぎる。GKはやらかしたミスの多さで判断されることが多い」

ライト

「もし彼がいなければ、この3,4年のユナイテッドがどうなっていたか分からない」

リネカー

「彼がやったいくつかのセーブは並外れたものだった」

エデルソン(現マンチェスター・シティ)

出場99試合:クリーンシート45試合

(彼がシティでデビューして以降、誰よりも多くのクリーンシートを記録。アシストも2つマーク)

ライト

「彼はシティで素晴らしいよ。トロフィーを勝ちとっただけでなく、今のキーパーのあり方を変えるGKのひとりでもある」

シアラー

「彼が繰り出すあのパス…自分が一緒にプレーした数人の選手たちよりも上手いね」

ライト

「若い頃の彼は左SBだった。あのボールの蹴り飛ばし方からすれば、左CBとしてすんなりプレーできるはずだ。素晴らしいフットボールの能力がある」

シェイ・ギヴン(元ニューカッスルなど)

出場451試合:クリーンシート113試合

(プレミアリーグのGK記録となる19シーズンプレー)

ライト

「ギヴンは優れたショットストッパーだったし、アスリートな能力もあった。だが、自分の好みではなかった」

シアラー

「彼が得意ではなかったキックは、現代フットボールでは非常に大きな要素になっている。

だが、彼はハードワークをするし、素晴らしいプロフェッショナルだった」

デイヴィッド・ジェームズ(元リヴァプールなど)

出場572試合:クリーンシート169試合

(13回のPKセーブはプレミア史上最多)

シアラー

「彼は何百試合も出場し、非常に長くプレーした。いいGKでなければ、そういった時間は過ごせない」

イェンス・レーマン(元アーセナル)

出場148試合:クリーンシート54試合

(プレミア最長記録となるデビューから47戦無敗)

ライト

「彼はロッカールームにおけるリーダーのひとりだった。

自分に厳しかったが、ミスもあった。100パーセント信頼することはできない人物かもしれない」

ピーター・シュマイケル(元マンチェスター・ユナイテッドなど)

出場310試合:クリーンシート128試合

(プレミアリーグでゴールを決めたことがあるたった5人のGKのひとり)

リネカー

「彼は対戦したなかで最高のGKだった。

超人的なGKだったし、(両手を広げて体を投げ出す)“ヒトデ”セーブまでやった。アンビリーバブルなキャリアだ」

ライト

「私が彼から得点できたのはフレンドリーマッチでだけだった。

試合前に唯一(対策を?)考えたGKだった、あまりにもいい選手だったのでね。

GKとしての彼のことを本当に嫌っていたよ。私は彼がどれほどいいのかを分かっていた。

(元アーセナルFW)クリストファー・レイはシュマイケルからゴールを決めた(以下動画20秒~)。

人々は彼が誰なのか知らないが、私は最後まで得点を奪うことができなかった」

動画を見たい場合はここをタップ!

デイヴィッド・シーマン(元アーセナルなど)

出場340試合:クリーンシート140試合

(アーセナルGKとして史上最多となる全コンペティションで564試合出場)

リネカー

「彼は私が出会ったなかで最も呑気なGKだ。

私相手に最高のセーブをした。3ヤードの距離からボールをぶっ叩いたんだが、彼がどこからともなく現れた。ありゃ信じられなかったね。

その後でGKを誉めるなんてことは絶対にない、胸糞が悪かったしね。

だが、賞賛に値するよ。まったくなんてセーブだったんだ」

ライト

「とても落ち着いていた彼がロッカールームに入ってくると、他の選手たちまで気分が落ち着いた。

彼は毎日ゴールマウスにいてくれて、私にどこに行くべきか(ポジショニング)などを教えてくれた。

もしああいう能力のGKとプレーしていなかったなら、私がこれほどの得点を決められたかは分からない」

エドウィン・ファンデルサール(元マンチェスター・ユナイテッドなど)

出場313試合:クリーンシート132試合

(プレミアリーグ記録となる14試合連続無失点の記録を持つ)

リネカー

「ファンデルサールは現代フットボールにおけるいいGKの重要性を教えてくれた。ユナイテッドはシュマイケルの後継者探しに随分時間がかかったからね」

シアラー

「アリソンやエデルソンがゴールキーピングをどのように変えたのかを話してきたが、ファンデルサールも間違いなくやれたはずだ。彼もパスが出せたからね」

ライト

「1311分間無失点、世界記録だ」

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