新型コロナウイルス感染症を予防しよう 岡山大学など児童向け教材を開発

岡山大学SDGs推進本部は、2020年4月2日から、新型コロナウイルス感染症の拡大予防について学ぶ児童向け教材をインターネット上で無料公開した。一般社団法人知識流動システム研究所などと共同で開発したもの。

教材「新型コロナウイルスについて、いっしょに考えよう!」は、小学生から大学生、社会人まで広く対象に、新型コロナウイルスへの理解を深め、感染予防を進めることを目的として企画・開発された。日常生活だけでなく学校や校外学習の場で着実に感染を予防するとともに、感染拡大という現実課題を通じて生徒が学んでいく視点も重視している。

監修を行ったのは、岡山大学 SDGs担当副理事の狩野光伸教授(外務大臣次席科学技術顧問)と、知識流動システム研究所フェロー、日本科学未来館科学コミュニケーション専門主任の森田由子氏。疑問に思いがちなことを科学的な観点から平易に説明し、小学生でも「窓を開ける」「友だちと離れる」などに納得して行動できるように工夫している。ウイルスへの興味をきっかけに科学的な関心が深まるようなQ&A;や、「感染した人を差別しない。」といった内容にも触れている。

新型コロナウイルスの感染者数などの状況は地域によって大きく異なるが、週明けから学校再開を控える地域にとっては、学校での感染予防と児童生徒への周知は急を要する。

教材は、誰でも自由に印刷・転送が可能。岡山大学は、今後、全国の自治体や学校などに配布や活用を呼びかけるとしている。

参考:

【岡山大学】新型コロナウイルスについて学ぶ子どもにも分かりやすい教材を、知識流動システム研究所らと共同で開発

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