すべてがマッスルでアメリカン! シボレー インパラで旅する「SUPERNATURAL」【ドラマ映画に登場するクルマたち】

シボレー インパラ

「スパナチュ」の世界観にぴったりのシボレー インパラ

すべてがマッスルで物理的!

悪魔や霊を退治するというと、たとえば日本なら陰陽師、西洋ならエクソシストというイメージですが、このドラマはもう少しオールドアメリカンな雰囲気です。それはつまり、殴る蹴るの暴行と銃やナイフ(鉈)での物理的な破壊、そして清めの道具も業務用大袋の塩とタンク入りの聖水という非常に現実的な(?)方式となっています。

身長186cmの兄と194cmの弟を乗せるクルマもまた、とってもアメリカン。トランクは武器庫、ダッシュボードには偽のFBI身分証があふれ、職務質問されるとすごく大変です。

インパラ愛がすごすぎる

シボレー インパラ

兄が「ベイビー」と呼んで溺愛し、弟に運転させないインパラですが、なんとインパラ目線でまるまる1話作った回まであります。カメラは車内を映し続け、BGMも車のカセットテープだけ。車を降りた兄が吸血鬼を倒すところは見えず、飛んできた首がワイパーですっ飛んでいく光景だけが映ります。

その後もリアウィンドウは撃たれて粉々、首が戻った吸血鬼が運転して道路脇に突っ込みバンパーは大破、窓は血まみれ、車内で大乱闘、ドアではさんでもう一度首をはねるなど、「ハンターの車」がいかに大変かを物語っています。

ちなみに、撮影所には窓割れ、ヘコみなど破損状況に応じて乗り分ける十数台のインパラがあり、決して一台をベコベコに壊して乗り捨てるわけではないのでご安心を(笑)。

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