新型コロナウイルスによって、中断されているプレミアリーグ。
そうした中、『BBC』では、アラン・シアラー、ギャリー・リネカー、イアン・ライトのレジェンドたちがプレミア史上最高選手たちについて話し合う企画を行っている。
ここでは、「プレミア史上最高のキャプテンTOP10」を見てみよう。リーグ優勝に絡むような活躍が重要視されているようだ。
ロイ・キーン(元マンチェスター・ユナイテッドなど)
366試合出場 19得点
(1999年の3冠も含めて、ユナイテッドで17ものトロフィーを獲得)
ライト
「ロイ・キーンのことが大好きだった。彼はユナイテッドが絶対的支配者だった時代に長年キャプテンを務めた。
まさにキャプテンとして必要な存在だ。誰からも好かれる人間ではなかったが、キャプテンを好きになる必要はない。
彼はチームを統率した。それがピッチ上での全てだ」
シアラー
「自分は彼とかなりやり合ったし、それは自分だけではなかった。でも、素晴らしい選手だったよ」
ジョン・テリー(元チェルシー)
492試合出場 41得点
(5度のプレミア優勝を含めて17ものタイトルを獲得したチェルシー史上最も成功した主将)
シアラー
「キャプテンとして求める全てを持っていた。監督、ファン、選手から愛された。
他(クラブの)ファンからは好かれなかったかもしれないが、それが彼に影響することはなかった」
スティーヴン・ジェラード(元リヴァプール)
504試合出場 120得点
(FAカップ、リーグカップ、UEFAカップ、CLの全決勝でゴールを決めて優勝した唯一の選手)
シアラー
「出場数を見てくれ。プレミアリーグで500試合以上に出ている。
彼がクラブにもたらしたもの、クラブにとって彼がどんな存在だったか(を示すものだ)。毎年、毎週やり続けた」
ライト
「(2005年の)CL決勝で成し遂げたことは素晴らしい偉業だった。自分が見たなかで最高のひとつだ」
トニー・アダムス(元アーセナル)
255試合出場 12得点
(キャリアの全てをアーセナルに捧げ、1983~2002年までに13もの主要トロフィーを獲得)
ライト
「彼が個人的に何をやっていたとしても、毎日常にリーダー、キャプテンとして準備ができていた。
模範を示し、目をみつめて何を求めているかを伝えてくれた。
知られたくない事実まで教えたかもしれない。立派なリーダーだった」
シアラー
「イングランドで対戦したなかで最高のCBだった。偉大なリーダであり、オーガナイザーだ。
彼がいた4バックは情け容赦なかったし、相手としてとんでもなくタフだった」
パトリック・ヴィエラ(元アーセナルなど)
307試合出場 31得点
(2003-04シーズンには“インビンシブルズ”をキャプテンとして率いて無敗優勝を達成)
シアラー
「ヴィエラと対戦するのは恐ろしかった、いい意味でね。
彼がプレーしたい時はプレーできるが、戦いやフィジカルで挑もうとするとこの上なくハードだった」
ヴァンサン・コンパニ(元マンチェスター・シティ)
265試合出場 18得点
(エティハドで11シーズンを過ごし、2019年にシティを去った)
シアラー
「彼は素晴らしい選手、素晴らしいリーダーだった。最初はMFだったが、CBになり、タイトルをもたらした。
ファンに大きな影響力があった。このクラブが何であるかという点において」
リネカー
「キャプテンは重要な場面のためにいる必要がある。彼以上に重要な場面で頼りになったキャプテンはいない。
2012年のマンチェスター・ユナイテッド戦、昨季のレスター戦でのゴールを覚えているかい?決定的場面にビッグリーダーありだ」
ネマニャ・ヴィディッチ(元マンチェスター・ユナイテッド)
211試合出場 15得点
(ユナイテッドで5度のリーグ優勝を経験。そのうち2度はキャプテンとして牽引した)
シアラー
「彼は非常にハードだった。
彼がもたらしたことについては議論の余地はない。素晴らしい選手、素晴らしいキャプテンだ」
アラン・シアラー(元ニューカッスルなど)
411試合出場 260得点
(プレミアリーグ史上最多得点記録となる441試合で260ゴール)
リネカー
「君がこのリストにいる唯一の理由は、私たちが君を最下位にできるただひとつの話題だったからさ(※冗談)」
ジョーダン・ヘンダーソン(現リヴァプール)
335試合出場 29得点
(2019年にCL、UEFAスーパーカップ、クラブW杯を制覇)
リネカー
「彼はイングランド史上最高の選手のひとりだったスティーヴン・ジェラードの後を引き継がなければいけなかった。
キャプテンを受け継ぐと、チームはCLで優勝し、プレミアリーグも勝ち取ろうとしている。彼はアンビリーバブルな仕事をした」
ウェズ・モーガン(現レスター)
164試合出場 8得点
(優勝した2015-16シーズンにはプレミアリーグのフィールドプレイヤーとして史上3人目の全試合フルタイム出場を達成)
ライト
「彼がいたレスターがやったことはプレミアリーグの奇跡だ。彼はシーズン中ずっとチームを牽引しなければいけなかった。
私のお気に入りの瞬間のひとつは、ウェズがプレミアリーグの優勝トロフィーを掲げようとした時だ。
彼は目を閉じた。あれは魔法であり、成就の瞬間だった」