【MLB】秋山翔吾は約178億円投資のレッズで“最も重要な補強” 「中堅手の穴を埋めた」

レッズ・秋山翔吾【写真:AP】

米メディア「この32歳は幅広い才能をシンシナティにもたらしている」

 新型コロナ感染拡大の影響でメジャーリーグの開幕が延期される中、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はレッズの今季補強を改めて精査。西武からFA権を行使して加入した秋山翔吾外野手を“最も重要な補強”と評価している。

 昨季は75勝87敗でナ・リーグ中地区4位に終わったレッズは、オフに積極補強に乗り出した。FAとなっていたマイク・ムスタカス内野手、ニコラス・カステヤノス外野手をいずれも4年6400万ドル(約69億4200万円)で、ウェイド・マイリー投手を2年総額1500万ドル(約16億2700万円)で獲得した。そして秋山は3年総額2100万ドル(約22億7800万円)で入団。4選手合計で1億6400万ドル(約178億円)の大型補強となった。

「最も重要なこととして、彼らは中堅手の穴を日本からの輸入選手であるショウゴ・アキヤマで埋めた。アキヤマにフィットする球団は多くあったが、この32歳は幅広い才能をシンシナティにもたらしている」と記事は指摘し、秋山を「出塁能力を兼ね備える真の中堅手」であると評価している。

「レッズは最初から積極的にアキヤマ獲得に乗り出し、リーズナブルな契約を結んだこの球団史上初となる日本人選手は、中堅手としてフィールドを駆け回ることになる」

 秋山は中断前のオープン戦では10試合に出場。28打数9安打の打率.321とメジャーの投手に適応していた。大型の補強を敢行したチームにあって、“最も重要な補強”と評価される秋山。シーズンでの活躍が楽しみだ。(Full-Count編集部)

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