新型コロナ、病床は足りるのか 県内の感染症病床は40床 中南部はひっ迫状態

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 新型コロナウイルスの感染確認が沖縄本島中南部で相次ぎ、感染症対策の整った医療機関の入院病床(ベッド)が足りなくなる恐れが出てきた。入院中や入院見込みの感染者が集中している地域の病床が受け入れの限界に近づきつつある。感染が急速に拡大しても重症者の治療を確実にできるよう、県は4日、軽症者や症状のない人が滞在する宿泊施設の確保に向けた検討に入った。

◆感染症病床は40床前後

 離島を含め感染した人の受け入れが可能な県内の感染症病床は40床前後。内訳は県内6カ所の指定医療機関24床(琉球大6、県立北部2、中部4、南部医療センター・子ども医療センター6、宮古3、八重山3)に加え、18カ所の協力医療機関の受け入れ可能な15床前後だ。

 県内で4日までに入院中か入院見込みとなった感染者は計13人で、全て中南部に集中している。感染確定の人だけでなく、感染したか分からず検査の結果を待つ人も感染症病床に入院することが多いため、中南部圏域の病床が逼迫(ひっぱく)状態になっている。

 さらに指定医療機関と違い、協力医療機関は病床の空きに運営補助が出ないため、空き病床の数は日々変わる。毎日15床前後の増減があり、毎日モニタリングしている県も予測が難しいのが実情だ。

◆滞在先を確保へ

 厚労省は2日、都道府県に対し、医師が入院治療不要と判断すればホテルなど施設や自宅での療養が可能と通知。

 県の糸数公保健衛生統括監は4日、「保健所を通し施設の当たりをつけるなどしている」と話し、軽症者や無症状者が滞在するためのホテルなどの施設確保に向けた検討に入ったことを明かした。