復興担う人材育て 飯舘の小中一貫校開校

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黛さん(後列中央)と一緒に新校歌を歌う児童・生徒

 飯舘村の小中一貫義務教育学校「いいたて希望の里学園」の開校式は五日、同校で行われた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、村づくりの主役となる人材を育成する新たな学びやの歴史がスタートした。

 児童・生徒を含む約百五十人が出席した。遠藤哲教育長が開校を宣言し、菅野典雄村長が「校名の希望には村民の大きな期待が込められている」と式辞を述べた。遠藤教育長から新校旗を授与された生徒代表で九年生の渡辺諒介さん(14)は、「旗の重みは責任の重さ。最上級生として後輩を引っ張っていく」と力強くあいさつした。

 校歌を作詞した俳人の黛まどかさんが臨席した。黛さんは子どもたちと一緒に校歌を歌い上げた。

 式は新型コロナウイルスの感染拡大予防で、出席者のマスク着用や検温を義務付け、席の間隔を空けるなどの対策を取った。来賓紹介を省略するなど時間を短縮した。

 同校には一~九年生までの六十五人が通う。「竹のようにしなやかに、すくすくと」をモットーに、一人一人の可能性を引き出す教育に重点を置く。六・三制でスタートするが五年生次から英語などの科目で教科担任制を採用するなど、小学校教育から中学校教育への円滑な移行を図る。入学式は六日に行われる。