世界経済の脆弱さに警鐘

新型コロナで元欧州中銀総裁

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欧州中央銀行のトリシェ元総裁(フランス中央銀行提供)

 【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)のトリシェ元総裁は6日までに共同通信の書面インタビューに応じ、新型コロナによる経済危機に警戒感を示した。2008年のリーマン・ショック後も世界全体の債務の国内総生産(GDP)比が以前とほぼ同じスピードで増大するなど感染拡大前から「世界経済が脆弱さを示していた」と指摘した。

 新型コロナの終息に時間がかかり、経済活動の本格再開が遅れるような場合、膨張した債務が新たな危機を引き起こしかねない状況に警鐘を鳴らした。

 リーマン危機時にECB総裁として対応に当たったトリシェ氏は、新型コロナ危機が「深刻で独特だ」との認識を示した。