4日連続感染者が確認され、長野県内も感染者が増加するスピードが上がっています。ただ、感染症の専門家は「感染者の多くが県外で感染した可能性が高く県内で流行している段階ではない」と話しています。
金井助教:
「いまのところは県外で感染して県内で発症しているところなので、県内で流行している段階ではない」
信州大医学部附属病院感染制御室の金井信一郎助教は県内のほとんどの感染者が感染経路をたどることができ、さらに県外で感染していると推測されるとし「県内で流行している状況ではない」と話します。ただ、首都圏などで流行が拡大していることに懸念しています。
金井助教:
「流行地で感染された人が県内で発症が分かったパターンが今のところ多いので、(県外で感染する)こういう症例が増えてくると、(感染が)分からずに県内で流行しだすというのがこれから出てくると思うので注意が必要」
このため、金井助教はあすにも首都圏などを対象に出されるとされる「緊急事態宣言」は長野にもプラスの影響があるとみています。
金井助教:
「(首都圏などとの)人の出入りはかなり行動制限が加わってくるので、県内で入っくる感染者の数は減ってくるだろうと考えられる」
なお、金井助教はあらためて基本的な対策を徹底してほしいと呼びかけています。