「しらせ」南極から帰国 母港の海自横須賀基地へ

南極から帰国した南極観測船「しらせ」=海自横須賀基地

 南極・昭和基地に観測隊員や物資を運んだ海上自衛隊の南極観測船「しらせ」が6日、母港の海自横須賀基地に帰国した。

 しらせは昨年11月12日、東京・晴海を出港し、今年1月5日に南極に接岸。昭和基地の観測隊員の交代や物資の入れ替えなどを行った。経由地のオーストラリア・シドニーでは新型コロナウイルスの影響で出港を早めたほか、東京・晴海が五輪関連施設整備で使用できないため、横須賀帰港となった。

 規模を縮小して艦上で行われた帰国行事で、山村浩海上幕僚長は「多岐にわたる業務を限られた期間内に見事完遂した」と乗組員約180人をねぎらった。

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