疫病退散の御利益願う 櫛田宮でみゆき大祭 練り歩き、規模縮小

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櫛田宮を目指す「みゆき大祭」の行列。黒い面の「めずり」が獅子舞を導いた=神埼市神埼町

 神埼市の櫛田宮一帯で4、5の両日、「みゆき大祭」が開かれた。沿道から多くの人が行列を見守り、櫛田宮が祭る三柱の一柱で、疫病退散の御利益があるとされる須佐之男命(すさのおのみこと)に新型コロナウイルスの終息を願った。

 750年ほどの歴史を持つとされる2年に一度の伝統行事。新型コロナウイルスの影響で、通常は約700人が練り歩く行列を半分ほどに規模を縮小して、4時間ほどかかる道のりも1時間程度に短縮した。

 5日は青空の下で「おのぼり」があり、下の宮から約600メートルほど離れた櫛田宮を目指した。県重要無形民俗文化財に指定されている太神楽(だいかぐら)は、今回は尾崎西分地区が担当した。胴の長い獅子が、黒い面をかぶった「めずり」に導かれて力強い舞を披露した。

 執行安正宮司(61)は「新型コロナウイルスが感染拡大する中、開催に当たって厳しい言葉があったが、励ましもいただいた。祭りを開くことで氏子の皆さんの気持ちもずいぶん違うのでは。こういう時だからこそ、お祭りしている須佐之男命の御利益を得られれば」と話した。

みゆき大祭」の行列で披露された太神楽の獅子舞=神埼市神埼町
おのぼりで櫛田宮を目指す「みゆき大祭」の行列=神埼市神埼町
櫛田宮を目指す「みゆき大祭」の行列=神埼市神埼町