解説文、新たに7言語 「旧城山国民学校校舎」QRコードに対応

 長崎市は、国指定史跡「長崎原爆遺跡」を構成する「旧城山国民学校校舎」(城山町)の展示資料の解説文について、対応言語を拡充した。新たにフランス語やロシア語など7言語を加え、11言語に増やした。
 爆心地に近い旧城山国民学校校舎は、市立城山小敷地内にある被爆校舎。1、2階は平和祈念館として一般公開されている。
 市はこれまで、被爆校舎の概要などを説明する屋内外の展示パネル27枚に、日本語や英語、中国語、韓国語の4言語の説明文をつけていたが、これらのパネルをQRコード対応に。スマートフォンなどで読み取ると11言語で説明文を読めるようにした。
 市被爆継承課は「個人で訪れ、通訳のいない海外からの観光客にも被爆の実相をしっかり伝えていきたい」としている。

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