石木ダム整備費 国庫補助を内示 佐世保市議会特別委

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、市水道局は6日の市議会石木ダム建設促進特別委員会で、国がダム整備費に対する国庫補助を内示したと明らかにした。同局が3月にまとめた利水面の事業再評価報告を受けた内示。これで再評価の手続きが完了した。
 市は国庫補助を受けるため、原則5年ごとに水需要予測や費用対効果を検証する事業再評価を義務付けられている。同局は第三者の諮問機関から意見を聞いて事業再評価をまとめ、「事業継続は妥当」と判断。県を通じ報告書を国へ提出した。
 同局は本年度、国にダム本体の整備費として約1億4千万円、導水管の整備費として5千万円の補助を要求。いずれも満額での補助が認められたという。同局は「国から再評価の内容が認められた。順調に事業が進むと考えている」としている。

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