競技や種目に必要な能力を身につけるためにはトレーニングも必要だが、体をつくるために食は欠かせない。これまで持久力型や筋力・瞬発力型におすすめのメニューを取り上げてきたが、第4回目はサッカーやバスケットボールなど球技全般に必要なメニューを混合型として取り上げる。
混合型メニューの特徴
競技時間が比較的長い球技は、筋力だけでなく動き回るための持久力(スタミナ)も要する。練習では走り込むことが多く、筋肉や骨(タンパク質・カルシウム・ビタミンD・ビタミンK)、アキレス腱や靭帯の強化(タンパク質・ビタミンC・鉄・亜鉛)をポイントに置いた。筋グリコーゲンの貯蔵に加え、脳に栄養を補給し、集中力を高める効果のある糖質も必要。
・前回の「持久力型」の献立をベースに、朝食ではスクランブルエッグに「水煮のツナ」を加えて、通常のツナに比べて低脂肪のたんぱく質を強化。
・昼食のオムレツにはチーズをプラス。じゃがいもを加えてボリュームアップと糖質を強化。ロースハムをボンレスハムに変えることによって低脂肪・高たんぱく質に。
・夕食ではDHAやEPA・ビタミンB群・ビタミンD・鉄が多く含まれる「ブリ」を主菜に、付け合わせの緑黄色野菜でビタミン・ミネラル類もしっかりバランス良く摂取。
・ミルクスープは低脂肪、カルシウム多め、鉄多めの具だくさんで野菜もたっぷり入り、「食べるスープ」として疲れた身体に優しく栄養補給できるひと品。
朝食
昼食
夕食
練習前の補食
練習後の補食
材料、栄養量の詳細は次のページ
材料
栄養量・エネルギー比
監修:大分県栄養士会 大分県スポーツ栄養研究会