「VAR、使用中止すべき」セリエA審判、コロナ感染の恐れ大で

現在新型コロナウイルスの影響によって中断を余儀なくされているイタリア・セリエA。3月9日に行われたサッスオーロ対ブレシアを最後に1ヶ月以上試合が行われていない。

再開については今の所未定となっているが、もし試合が行われることになれば「VARを使用しない」という可能性があるという。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は今季からセリエAに導入されており、ズラタン・イブラヒモヴィッチの「裏街道ゴール」が認められなかったりといろいろな話題を集めてきた(以下動画34秒~)。

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認められていたら伝説だったが…。

今回『Gazzetta dello Sport』などが伝えたところによれば、イタリアで審判協会の会長を務めているマルチェロ・ニッキ氏が『Domenica Sportiva』という番組で以下のように話したそう。

「VARの中止は我々がやらなければならないことの一つかもしれない。

今のVARシステムは車の中にあり、窮屈な環境だ。オペレーターは互いに近く、相手が直前までどこにいたかも知らない。

安全距離がないというリスクがある。感染が起こらないことを願っているが、そのような問題もあるだろう。

明日再開するならば、我々審判は行かない。VARが使える状況になるならいいのだが、もし使えなければそれは緊急事態によるものだ」

多くの投資をして導入したVARであるが、あまりにも窮屈な環境であるため感染の確率が非常に高くなる…という。

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