2018年度 九州・沖縄外食売上高50社 長崎県内2社ランクイン

 帝国データバンク福岡支店は、九州・沖縄に本社を置く外食産業(持ち帰り弁当や給食も含む)の2018年度売上高ランキングを発表し、上位50社に県内2社が入った。
 県内企業は、和食レストラン「庄屋」「雑魚屋」などを展開する庄屋フードシステム(佐世保市)が83億7800万円で13位。イタリアンレストラン「マルゲリータ」や和食レストラン「百菜旬」などを運営するハルフードシステム(同)が29億8千万円で40位だった。
 全体1位は持ち帰り弁当店「ほっともっと」などのプレナス(福岡市)で約1428億円。50社の売上高合計は約4669億円で3年ぶりに減少した。人手不足による人件費増などを理由に27社で利益が減った。
 19年度は、消費増税や新型コロナウイルス感染拡大の影響で「飲食」事業への打撃が大きいとみられる。一方、調理済み商品を購入し家で食べる「中食」は、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり消費」の需要増もあり、同支店は「今後、飲食と中食で売り上げの増減が分かれる可能性がある」とした。

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