インターコンチネンタルGTチャレンジのインディアナポリス戦がインディカーと併催に

 SROモータースポーツ・グループは4月6日、新型コロナウイルスの影響で改訂されたNTTインディカー・シリーズのカレンダー発表にともない、10月3〜4日にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)第4戦インディアナポリス8時間が、インディカーと併催になると発表した。

 世界各国で使用されるGT3カーレースの頂点として、世界5大陸の著名コースを舞台に争われるインターコンチネンタルGTチャレンジは、2019年のスパ24時間の際に、2020年の“目玉イベント”として、アメリカ大陸でのレースをインディアナポリスのロードコースで開催すると発表していた。

 そんなIGTCは、すでに第1戦のバサースト12時間を終えているが、新型コロナウイルスの影響でNTTインディカーシリーズが改訂版のカレンダーを発表したことにより、10月3〜4日のインディアナポリス8時間が、インディカーの『ハーヴェスト・グランプリ』と併催になることを明らかにした。

 この週末は、10月3日にインディカーを開催。10月4日にはIGTC第4戦として8時間レースを開催する。このレースにはIGTCチームとともに、GTワールドチャレンジ・アメリカのチームも参戦する。また、ピレリGT4アメリカ、TCアメリカ等のレースもこの週末に開催される。

「IGTCのインディアナポリスにおけるデビューを、アメリカ最大のスポーツとともにできることはSROにとって特権と言える。インディカーのワールドクラスのドライバーたちは、紹介される必要もないくらいだ。ブリックヤードで最高のGT、そしてオープンホイール、ツーリングカーを楽しめる素晴らしい週末になるはずだ」とSRO代表のステファン・ラテルはコメントした。

 また、インディアナポリス・モータースピードウェイのJ.ダグラス・ボーレス社長は「10月のインディカーはやや涼しい気候になるかもしれないが、我々のファンには間違いなく温かく迎えられるだろう」とコメントした。

「インディカーがIGTCの8時間レースと組み合わされることで、『レーシングキャピタル・オブ・ザ・ワールド』での秋のイベントは必見になるはずだ。新型コロナウイルスによって引き起こされたカレンダーの調整を継続して調整し、この週末のスケジュールを採用してくれたGTワールドチャレンジ、そして多くのサポートと柔軟性に感謝したい」

 IGTCは第2戦として7月23〜26日にトタル・スパ24時間が、8月21〜23日に鈴鹿10時間が開催される予定で、その後インディアナポリス8時間、最終戦のキャラミ9時間が予定されているが、このスケジュールについては現在変更等のアナウンスはない。

2019年のインディ・グランプリの様子。2020年はロードコースを使ってインディカー、IGTCが開催される。

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