デイリーの一面ロゴが「KEEP DISTANCE」のメッセージ 入社2年目の女性整理記者が考案

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4月7日のデイリースポーツ1面の題字。通常より文字と文字の距離が離れています

スポーツ新聞のデイリースポーツが7日、新型コロナウイルス感染拡大の防止策として人が密集することを避け、互いに距離を取ることが重要であるというメッセージを同紙のロゴに込めた。一面右上の題字「デイリー」を「デ イ リ -」とアレンジした。題字の上には英語で「KEEP DISTANCE」と添えている。すでに自動車メーカーのアウディやフォルクスワーゲン、NPBのオリックス・バファローズなどが距離をとったロゴを採用しているが、スポーツ紙では初。

デイリースポーツは、これまでにも「阪神が勝つとデイリースポーツの題字が虎のしっぽになる」ことはファンの間で有名だった。遠くから見ても、阪神が勝ったかどうか分かる工夫をこらしていた。今回、文字と文字の間に距離を置いたことについて、7日の紙面で「本日のデイリーの題字について」としてこう説明している。

通常のデイリースポーツの題字。当たり前のように文字と文字がピッタリくっついています
阪神勝利時は「ー」が虎のしっぽに変化します

コロナ対策として「KEEP DISTANCE」が叫ばれるなか、間隔を空けた自社ロゴを作成してユーザーに呼びかける企業が増えています。再び肩を組み合ってタイガースを応援できる日まで、この苦境を一緒に乗り越えていきましょう。

考案したのは入社2年目、女性整理記者の間宮涼さん。「他の企業のロゴを見て、ウチの新聞もやったらどうかなと思いました。(デイリーは)普段からロゴで遊んでいますし。先輩に提案したら、すぐに作ってくれました」と話す。ちなみに間宮さんは滋賀県出身の関西人で「小学校のときから阪神ファンでした」とタイガース報道に力を注いでいるデイリースポーツに入社した。1年間の修業を経て、本来なら今ごろ大好きな阪神の試合の紙面をレイアウトする予定だったのだが…。

「KEEP DISTANCE」初日となった7日のデイリースポーツ一面は「阪神も“緊急事態宣言” 虎風荘寮生 疎開OK」と、やはり阪神のニュースを伝えている。

4月7日のデイリースポーツ1面の題字。通常より文字と文字の距離が離れています

(まいどなニュース・佐藤 利幸)