奥州に初の奨学生医師 岩手医大の薄さん、水沢病院に週1回

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「患者の希望に沿った医療を提供したい」と語る薄善孝医師

 奥州市の市医師養成奨学金制度を活用した薄(うすい)善孝医師(32)=岩手医大=が6日、同市水沢大手町の市総合水沢病院(菊池淳院長、一般145床)泌尿器科で週1回の診療応援を始めた。2007年度創設の制度を利用した奨学生医師が実際に勤務するのは初めて。奨学金返済要件の見直しがアピールポイントの一つになっており、市医療局は地元の医師確保・定着のためPRを強める。

 埼玉県出身で岩手医大卒。奥州市とのゆかりはないが、制度がスタートした07年度から奨学金制度を活用していた。「6年間借りていたので、早く力になりたいと思っていた。(制度変更も)参考になった」と語った。

 薄医師は矢巾町の岩手医大で働きながら、毎週月曜は水沢病院泌尿器科の外来診療を担当する。期間は1年。同病院の泌尿器科は薄医師のほか、常勤医が1人いる。