海きららなど臨時休業 長崎県美術館や歴文博も臨時休館

 佐世保市の九十九島水族館(海きらら)などを運営する市の第三セクター「させぼパール・シー」(中島正美代表取締役)は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、8日から28日まで臨時休業すると発表した。営業再開については今後の状況を見て慎重に判断する。
 臨時休業するのは同社が運営する▽九十九島水族館(海きらら)▽九十九島動植物園(森きらら)▽九十九島遊覧船パールクイーン▽九十九島海賊遊覧船みらい▽九十九島リラクルーズ▽九十九島ビジターセンター▽ヨットセーリング▽シーカヤック体験-の8施設。休業中のイベントは全て中止する。
 公式ホームページやセブンチケットなどで事前に購入した休業期間中の未使用チケットは全額払い戻しで対応する。年間パスポートは有効期限を延長する。延長期間は未定。
 詳細は九十九島パールシーリゾート公式サイト(https://pearlsea.jp/)で確認できる。

 長崎県美術館(長崎市出島町)、長崎歴史文化博物館(同市立山1丁目)、長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館(同市松が枝町)は7日、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、10日から28日まで臨時休館すると発表した。
 3館のうち、県美術館は会期が12日までだった企画展「木梨憲武展」を前倒しで終了する。臨時休館期間中に開催予定だった複数の展覧会は中止や延期となる。
 同館は「長期間の臨時休館は開館15年で初めて。楽しんでもらいたいが、今は県民の安全が第一。ご理解いただきたい」としている。

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