平塚海岸の魅力アップを図る多目的広場「しおかぜ広場」が1日、相模川河口の「ひらつかタマ三郎漁港」(神奈川県平塚市千石河岸、平塚新港)にオープンした。潮風が吹く市民の新たな憩いの場は、港を盛り上げるイベントスペースとしても活用される。
広場は漁港の駐車場に隣接した4600平方メートルの空き地を市が約1億1千万円をかけて整備。これまで仮設用トイレしかなかった漁港周辺に新たにトイレや屋外シャワーを設置した。
「しおかぜ広場」の名称は地元小学生から公募し、99件の応募から採用した。芝生広場は7月ごろまで養生のため立ち入りできないが、今後は市民がスポーツなどを楽しむスペースとなるほか、平塚市漁業協同組合などによる直売イベントの会場にも活用される。
市担当者は「海にこれだけ近い広場は多くない。港の船をはじめ湘南の海や富士山が見え、素晴らしい景色の広場に親しんでもらえれば」と話す。