温故創新 市長コラム

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■「密閉・密集・密接」を避ける
市長 横尾俊彦(よこお としひこ)
3月25日 記

3月13日夜、県内で初の新型コロナウイルス感染者が発生し、緊張が走り、多久市も対策本部を立ち上げました。感染者はフランスに渡航した20歳台の佐賀市の男性で、PCR検査陽性のため直ちに隔離入院。濃厚接触者など23人も自宅待機となり、検査で全員が陰性と判明。経過観察終了は26日です。
現時点での県内の感染者はこの1人です。ここは冷静に状況を理解し、手洗い・消毒などを徹底し、対応が不可欠です。
皆様も連日の感染発生報道で心配が絶えないと思います。
そんな中に、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が3月19日に『状況分析と提言』を記者発表しました。
最も感染拡大リスクを高める環境として、(1)換気の悪い密閉空間、(2)人が密集している、(3)近距離での会話や発声が行われる、の3条件が同時に重なる場を指摘し、そこでの行動抑制が重要としています。
特に、感染に気付かぬ人たちによるクラスター(患者集団)が断続的に発生し、大規模化や連鎖が生じ、オーバーシュート(爆発的患者急増)が始まっても、事前にその兆候を察知できず、「気付いたときは制御できなくなってしまうのが感染症対策の難しさ」なのです。
人と人との接触をできる限り絶つ努力や、3条件が同時に重なる場を避ける努力を続けられない場合は、既に複数の国での報告のように、「感染に気づかない人たちによるクラスターが断続的に発生し、大規模化や連鎖が生じえます。そしてある日、オーバーシュートが起こりかねない」と警告しています。
最大限の注意が必須です。手洗いや消毒の徹底と、「密閉・密集・密接」を避けて、皆でこの危機を乗り越えましょう。