ライブコマースで「ロケット」が特売品に 中国の商業宇宙ビジネスに注目集まる

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ライブコマースで「ロケット」が特売品に 中国の商業宇宙ビジネスに注目集まる

 発射準備中の小型固体運搬ロケット「快舟1号A」。(1月16日撮影、酒泉=新華社配信/航天科工火箭技術提供)

 【新華社長春4月8日】中国では新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされた湖北省の企業を支援しようと、複数のライブコマースサイトが「湖北製品特別セール」を開催している。中でも注目を集めたのが、小型固体運搬ロケット「快舟1号A」。今月初め、人気インフルエンサーがライブ配信で紹介したところ、あっという間に成約に至った。

ライブコマースで「ロケット」が特売品に 中国の商業宇宙ビジネスに注目集まる

 1日、ライブ配信で小型固体運搬ロケット「快舟1号A」を紹介する中国の人気インフルエンサー。(長春=新華社配信/航天科工火箭技術提供)

 「快舟1号A」は武漢市に本拠を置く中国航天科工集団(CASIC)傘下の「航天科工火箭(ロケット)技術」が開発した商業打ち上げ用ロケットで、昨年12月には同一発射場で6時間以内に2回の打ち上げに成功し、中国の宇宙開発史上、新記録を打ち立てた。同社市場部の曹夢(そう・む)部長によると、本来であれば4500万元(1元=約15円)のところを今回は特別価格の4千万元で提供した。「宇宙空間と人々との距離が近づき、宇宙に関心を持つ人が増えればいいと思う」と語っている。

ライブコマースで「ロケット」が特売品に 中国の商業宇宙ビジネスに注目集まる

 2019年11月13日、酒泉衛星発射センターから運搬ロケット「快舟1号A遥11」を使い、「吉林1号」高分02A衛星が打ち上げられた。(酒泉=新華社配信/航天科工火箭技術提供)

 「快舟1号A」を購入したのは、吉林省を本拠とする「長光衛星技術」。商業衛星「吉林1号」を開発したベンチャー企業として知られる。(記者/孟含琪、譚元斌)