鈴鹿サンデーロード第2戦中止に伴い鈴鹿8耐トライアウトを実施できず。選抜方法は後日発表

 株式会社モビリティランドは4月8日、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎで行われる予定だった5月の参加型レースの開催中止を発表。そこには鈴鹿サンデーロードレース第2戦が含まれており、鈴鹿8耐のトライアウトFINALステージも同様に中止されることになった。

 この決定は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観戦客、参加者、関係者の安全と安心を最優先に考慮したものだ。鈴鹿8耐トライアウトFINALステージは、5月16日に開催される鈴鹿サンデーロード第2戦で行われる予定だったが実施することができなくなった。

 2020年の鈴鹿8耐参戦を目指す多くのチームは、最大65チームの出場権をかけ3度のトライアウトにエントリーしている。トライアウト1stステージは12月に開催された2019-2020EWC第2戦セパン8時間耐久ロードレースで既に行われており、2019年の鈴鹿8耐の結果を踏まえた優先出場権獲得チームと合わせて16チームが選出されている。

 そして当初は4月4~5日の鈴鹿2&4レースのレース1で行われるはずだった2ndステージで17チーム、鈴鹿サンデーロード第2戦のFINALステージで7~27チームと多くのチームが出場権を獲得するはずだった。

 しかし先日、鈴鹿2&4レースが延期となり、2ndステージは全日本ロード第2戦もてぎのレース1に変更。その後、全日本ロード第2戦も延期され、今回鈴鹿サンデーロード第2戦が中止されたことで鈴鹿8耐のトライアウトは開催不可能となった。

2019鈴鹿8耐 スタートシーン

 それに伴い、鈴鹿8耐参加チームの選抜方法が4月17日に公示されることもアナウンスされた。選抜方法の詳細は明らかになっていないが、トライアウトによる出場権獲得ができないため、鈴鹿8耐直前などに代替レースが開催されるか主催者推薦として穴埋めが行われるなどの措置がとられるはずだ。

 7月19日に開催される予定の鈴鹿8耐。トライアウトなどにより開催準備にも時間がかかるため、新型コロナウイルスの感染拡大が早期に終息を迎えることを願うばかりだ。

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