“黄色い”懐かしい学童帽子を作り続けて55年…帽子職人のモットーは「手作業で1つひとつ丁寧に」

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吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。4月4日(土)の放送では、帽子職人の牧野正江さんに「帽子作り」についてお話を伺いました。

懐かしい黄色の学童帽子

小学生の黄色い帽子。懐かしく思い出される方も多いかもしれませんね。

岐阜県岐阜市にある「河田製帽」は、帽子を作り続けて100年以上。岐阜市内の学童帽子のおよそ9割のシェアを誇る老舗です。

黄色だけではなく、赤色や青色、あるいは、制服と同じ生地を使った帽子製作を手掛けるなど、それぞれのリクエストに合わせて、1つひとつ手作業で縫い上げていきます。

帽子特有の曲線を綺麗に出すのは、洋服の仕立てよりも難しく、その縫製技術は、とても高度な技だと言われています。

高度な縫製技術が生み出す帽子特有の曲線

子どもたちの帽子を作り続けて55年になる大ベテラン、牧野さんは「仕事の1つひとつがすごく細かいし、丸みを帯びているし、縫うところも短いから、入ってすぐは難しいと思います。直線縫いがないですから」と話します。

生地の裁断から仕上げに至るまで、すべての工程を自社でおこなう「河田製帽」。

さまざまな作業を経て、1つの帽子ができあがるのですが、どの作業も重要で、そこに関わる職人は気を抜くことができません。

牧野さん自身も、生地の継ぎ目に数ミリのズレも許さないと言います。

帽子職人の牧野正江さん

「55年経っても、気持ちは初めてのころと変わらないですね。やっぱり、1つひとつ丁寧に作ることです。今日は綺麗にできるように、今日は綺麗にできるように……という願いを込めて、毎朝、(ここに)来ています。スクールバスを見かけると、車内に子どもさんがいるでしょ。それを見ると、“ああ、(帽子を)被ってくださっている、ありがとう”っていう気持ち。それなんです」

55年経っても、「モノ作りに挑む気持ちは、初めての日と同じ」と話す牧野さん。妥協のない丁寧な仕事と愛情が、子どもたちの笑顔を作っているんですね。


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聴取期限 2020年4月12日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php