松浦市「アジフライの聖地」地方創生賞に ふるさと名品オブ・ザ・イヤー 交流人口の拡大を評価 全国から122件応募

「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2019」で「地方創生賞」を受賞した「アジフライの聖地」の取り組み=松浦市志佐町、道の駅「松浦海のふるさと館」(2019年4月27日)

 地域の将来を支える名品の発掘や市場の開拓などを実現する人材、取り組みを支援する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2019」(同実行委主催)の「交流コンテンツ部門」で、松浦市の「アジフライの聖地」の取り組みが大賞に次ぐ「地方創生賞」を受賞した。
 5年目となる19年度は「名品部門」「交流コンテンツ部門」に全国から122件の応募があり、部門ごとに大賞と、四つの地方創生賞を選出した。
 同市の取り組みは、日本有数のアジの水揚げ量を誇る産地ならではの「取れたて」「新鮮」をキーワードに、刺し身でも食べられるアジをあえてフライで提供することでPR。昨年4月の「聖地」宣言はメディアを通じ大きな反響を呼び、全国から多くの人が松浦のアジフライを食べに訪れるなど同市の知名度アップや交流人口の拡大につながっていることが評価された。
 表彰式は新型コロナウイルス感染防止のため中止され、公式ウェブサイトでの発表となった。同市は本年度事業として大分県の「中津唐揚げ」や鹿児島県の「さつま揚げ」など九州の揚げ物を一堂に集めたイベントを企画しているが、日程や場所は未定。

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