「自分と家族のために」 人との接触回避要請

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普段の混雑とは違い人通りも少なく閑散とするJR大阪駅付近=8日、大阪市北区

 新型コロナウイルス感染拡大を阻止するため、政府が緊急事態宣言を発令して一夜明けた8日、大阪市内は外出自粛の要請を受けて、いつもは混雑する駅周辺も人通りは少なかった。松井一郎市長は記者会見で、府の措置に対応して市民にさらなる自粛を要請。「罰則がないから従わないというのではなく、自分のため、家族のため、人と接触しないということを心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 外出については「不要不急から一歩踏み込んで、最低限の必要な外出にとどめてほしい」と求め、中でも密閉、密集、密接という3条件が重なりやすい夜の繁華街への自粛を府と同じく強く要請。

 生活必需品の買い出し、医療機関への通院、散歩・運動、職場への出勤は制限しないが、イベントについては「屋内、屋外を問わず、原則としてすべて自粛するようお願いする」と強調した。

 新型コロナウイルス対策で必要な部署への増員について、府が準備中の軽症者を受け入れるホテルへの行政対応を担うチームをつくるなど、各部署から不急の業務を調整し増員を検討。

 「役所のマンパワーも増やしていきたい」とし、感染拡大の影響で雇い止めや内定取り消しになった人を対象に、2021年3月末までの募集要項を策定していることを明らかにした。

 保育所・学童保育については「感染リスクを徹底的に下げながら、利用しないと生活できないという家庭を支えたい」とし、PCR検査増加への対応については「検査機関がパニックにならないようにやっていけると思っている」との認識を示した。