英政府、慈善団体に1千億円規模の助成 新型ウイルス対策

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イギリスのリシ・スーナク財務相は8日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって運営難に陥っている慈善団体の支援に7億5000万ポンド(約1012億円)を拠出すると発表した。イギリスでは慈善団体の多くがチャリティーショップなどで資金を得ているが、ロックダウンに伴いそれが困難になっている。

高齢者支援の「エイジUK」や貧困支援の「オックスファム」といった大手団体は、すでに従業員の3分の2を休業させている。

支援策では、今回の危機において必要なサービスを提供している慈善団体を対象とし、3億6000万ポンドを直接支給する。

また、3億7000万ポンドは食品や医療品の配達、金融アドバイスなどを提供している各地の小さな慈善団体に振り向けられる。

スーナク氏は会見で、全国1万7000の慈善団体が今年受け取るはずだった資金を全て補償することはできないと述べた。

また、すでに発表されている従業員の給与補償は慈善団体も対象になると説明した。

その上で、政府は「新型ウイルスとの闘いの最前線にいる」慈善団体を支援する用意があると述べた。

また、BBCが23日に予定しているファンドレイジング番組「ビッグ・ナイト・イン」で集まる寄付金と同じ額は補償できると述べた。この番組では、最低2000万ポンドを集めることを目標としている。

「私たちの生活には、チャリティーのやさしさが必要だ」とスーナク氏は述べた。

「重要な支援」

救急支援をしているセント・ジョン救急協会などの慈善団体は、スーナク氏の発表以前、政府からの助成がなければ破産してしまうと警告していた。

セント・ジョン救急協会に加え、ホスピスの運営団体や家庭内暴力被害者の支援団体、支援を必要とする子どものための団体も、助成の対象となった。

チャリティー・エイド・ファウンデーションの会長を務めるサー・ジョン・ロウは、財務省の政策は「誰もが困難に直面している今、市民社会にとって重要かつ必要な支援だ」と述べた。

一方、最大野党・労働党のアニリーズ・ドッズ影の財務相は、「発表は歓迎しているが、多くの団体が直面している財務的なブラックホールを埋めるには全く不十分だ」と批判した。

「内閣は引き続き、どのような追加策が可能なのかを検討すべきだ。これ以上のダメージが起きないよう、支援が速やかに慈善団体に行き渡ることを保証していかなくてはならない」


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(英語記事 Chancellor announces aid for charities