絆まつり、1年延期

企画継承、山形市開催へ

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 山形市で5月末の開催を予定していた「東北絆まつり」について、実行委員会(会長・佐藤孝弘市長)は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け1年程度延期することを決めた。計画していた企画内容を引き継ぎ同市で改めて開催する方針で、日程はウイルスの終息状況を見て検討する。

 東北絆まつりは2017年、東日本大震災からの復興を願う「東北六魂祭」の後継行事として始まった。4回目の今年は5月30、31日の2日間、同市中心部を会場に、山形花笠まつりをはじめとする東北の県庁所在地6市の夏祭り団体によるパレードなどが計画されていた。

 30万人の人出を見込む一大イベントだが、ウイルスの感染拡大に伴い実行委員長の矢野秀弥山形商工会議所会頭が3月25日、開催延期を検討する意向を表明。実行委を構成する6市や祭り団体、商議所の意見を書面で取りまとめた結果、全会一致で1年程度の延期が決まった。東北絆まつりが延期となるのは初めて。

 7日に山形市役所で記者会見した佐藤市長は「来場客、出演者、市民らの生命と健康を守ることを第一に考え、判断した。今後も東北絆まつりの成功に向け、全力で取り組む」、矢野会頭は「あと1カ月で事態が好転するとは見込めない。観光業界への影響が大きいことは分かるが、今はとにかく収束を図ることが第一だ」と述べた。