【ブログ】全日本ロード鈴鹿テスト 2020年新設、ST1000マシンの細部を覗く/“ヘンタイ”カメラマン現地情報

 レース界のマニアック“ヘンタイ”カメラマンこと鈴木紳平がお届けする全日本ロードレース選手権ブログ。今回は、3月25~26日に行われた全日本ロードレース選手権の鈴鹿合同テストに登場した2020年新設されるST1000クラスを戦うマシンに迫ります。

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新しくスタートする改造範囲が狭いカテゴリー。それゆえに素の車両性能が成績に反映されるだろう。鈴鹿8耐のSSTクラスは仁義なきメーカー戦争となることは必至。当初予定されていたドゥカティの参戦は車両価格の問題から許されなかったようだ。

バイクメーカーとして、またプロモーションとしてもチャンピオンが至上命題のホンダCBR1000RR-R。鈴鹿8耐SSTクラス制覇に名越哲平が燃える。

迎え撃つカワサキZX-10RR。大型ラヂエーターを装着し信頼性で勝負か。

排気管のジョイントパイプ。これによって消音とトルクアップが狙える。

スズキGSX-R1000Rも参戦。ヨシムラの耐久用タンクを装着し鈴鹿8耐を見据える。

スズキGSX-R1000Rはホンダ勢と同様にサブラヂエーターにオイルクーラーを装備。この循環方法だと冷却効率は良くないがレイアウト上の制約か。

テスト2日目、ミクニのピットにはダンロップタイヤの開発車輛が。テストライダーは“チームさわやか”の副隊長を務める武田雄一だ。

フロントとリヤに表面温度センサーを装着して走行。ST1000のワンメイクタイヤの重責を担うのはダンロップ。安定した性能供給を追求し開発を進める。

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