病気休職中に兼職、施設などで働く 横浜市交通局職員停職

横浜市営バス

 横浜市交通局は9日、病気休職中に人材派遣会社に登録して兼職し、地方公務員法に違反したとして、保土ケ谷営業所のバス運転手の男性(46)を停職6カ月の懲戒処分にした、と発表した。処分は10日付。

 同法では営利企業での従事を制限している。男性は「引っ越しの資金が欲しかった」などと釈明しているという。

 同局によると、男性は2018年3月から19年12月末まで病気休職していたが、その間に人材派遣会社に登録。病院や介護施設で計119日間、入浴介助などに従事し、給与として約118万円を支給されていた。

 市職員共済組合が今年3月、男性に企業での厚生年金加入歴があると市に指摘し、判明した。

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