「ただただ悲しい」ビリケンさん、コロナ終息祈願のマスクなくなる さい銭箱も盗難被害/流山

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マスクを着けた金色のビリケン像とさい銭箱(流山市提供)

 千葉県流山市は9日、同市東深井の利根運河沿いにある石像「ビリケンさん」の祠(ほこら)に設置されていたさい銭箱が盗まれたと発表した。新型コロナウイルス感染症の終息を願い、石像にかけられていたマスクもなくなっていた。千葉県警流山署は窃盗事件として調べている。

 市などによると、もともとあった初代石像は2018年4月に壊され、さい銭箱も盗まれていた。市は初代石像を修復し、2代目の石像も制作。祠内に収められていた石像は大阪から届けられた「留守番役」だったが、感染が拡大する新型ウイルスの終息を祈願して3月25日にマスクが付けられ、さい銭箱も祠前に設置されていた。

 8日夜、マスクがなくなっていることが分かり、9日朝にはさい銭箱の盗難も発覚して、市職員が同署に連絡した。留守番役の石像に被害はなかった。さい銭箱は高さ、奥行きともに約20センチ、幅40センチの鉄製で接着剤で固定されていた。

 市の担当者は「ウイルスの終息を願って設置したばかりのもの。ただただ悲しい」と話した。初代の石像は100年以上前に建立され、幸福の神様として地域住民に親しまれていた。