新型コロナ感染拡大 どうなるインターハイ、県高総体 開催目指し準備中

「みんなで知恵絞る」「どんな形でもやって」

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高総体、中総体、高校野球関連のスケジュール

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各種スポーツ大会の延期や中止が相次いでいる。先の見通しが立たない中、高校生アスリートにとって最大の目標である夏の全国高校総体(インターハイ)、その予選となる県高総体はどうなるのか。目指す場所がなくなるかもしれないという不安を抱えながら、選手たちは新年度を迎えている。
 今年のインターハイは7、8月、東北から九州の21府県で分散開催する予定。9日時点で全国高校体育連盟の姿勢は「開催の方向で準備中」。今月中に臨時理事会を開いて今後の方針を検討する。県内でも松浦市でなぎなた(8月19~21日)が実施される予定で、同市実行委は市役所にカウントダウンボードを設置して周知を図るなど、開催に向けて努力を続けている。

◎九州大会中止
 6、7月に開催予定だった全九州高校体育大会は中止が決定。結果、陸上やホッケー、水泳などインターハイ予選を兼ねる競技は、代表選考が不透明になってくる。全国高体連は、各競技専門部が客観的な事実に基づいて代表校、選手を決めるように通達している。
 陸上の場合、多くの種目でブロック大会の上位6人が出場権を得るが、日本陸上競技連盟は6月末までの競技会について、加盟団体や協力団体などに中止、延期を依頼。選考資料となる記録会の開催も厳しい状況になっている。
 ホッケーは例年、九州大会で男女各上位3、4枠の出場権を争ってきた。県高体連ホッケー専門部の志田達広専門委員長は「みんなで知恵を絞って選考法を考えていく。どうなるか分からない」と戸惑っているのが現状だ。
 東京は都大会の中止、福岡は県大会の延期を決定済み。今後も中止や延期にする府県が増える可能性もある。このような状況下、県高体連は例年1万人以上の選手が出場する県高総体(6月5~12日)の実現に向けて動いている。
 県高総体は3年生にとって、高校生活の集大成となる舞台。長崎南山高剣道部の林田泰樹主将は「4月の県春季大会がなくなって気落ちしたが、高総体があることを前提に全員で精いっぱいやっている。延期してでも、どんな形でもいいので、やってほしい」と信じて練習に励んでいる。

◎中総体も慎重
 全国中学体育大会(全中)は8月17~25日に東海地区で開催する予定。日本中学体育連盟は今後の方針について、今月16日をめどに理事の意見を集約している。例年8月上旬に九州各地で行われる九州中学体育大会は、多くの競技が全中の予選を兼ねており、日本中体連の動向も踏まえて判断する。
 県中体連も全国や九州にならって、準備を進めていく方針。例年ならば、5月から各郡市町中総体が始まり、7月に県中総体が行われる。県中体連は「状況を見ながら、慎重に対応していきたい」としている。