秋本治さん描く女子高生漫画の舞台、京都・亀岡の魅力を学生が発信

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「写真を通じて亀岡の温かさを感じた」と振り返るファインダー女子広報部のメンバーたち(亀岡市安町・市役所)

 人気漫画家の秋本治さんが京都府亀岡市を舞台に描いた作品にちなんで亀岡の魅力を写真で発信してきた学生らのグループがこのほど、活動の成果を収めた小冊子「いつもの亀岡。」を作成した。亀岡の日常風景を生き生きと捉えた写真が目を引き、メンバーは「地元住民や観光客など多くの人に手に取ってほしい」と期待を寄せている。

 亀岡の寺社やカフェとともに、写真部に所属する女子高生4人組を描いた秋本さんの漫画「ファインダー―京都女学院物語―」がきっかけで、2018年8月に市が「ファインダー女子広報部」を設立。市内在住、在学の11人が公募に応じて部員となった。メンバーは祭りやイベントに出向いて写真を撮影し、会員制交流サイト(SNS)上でのPRに励んできたが、今年3月末で活動を終了した。
 2年近く続いた活動の集大成として作成した冊子では、地域の伝統ある祭りや、畑で農作業中の祖母や思い出の詰まった通学路など温かみのある日常を活写。「京都市内に憧れはあるけどやっぱり地元はほっとする」など、率直な言葉で亀岡の魅力を伝えている。
 メンバーが東京都葛飾区にある秋本さんのアトリエを訪問した際のインタビューの様子も掲載している。
 メンバーの1人で大学4年の村田奈央さん(21)=曽我部町=は「活動に参加してより一層亀岡の人の温かさを感じた」と振り返った。
 A6判32ページ。3千部発行し、市役所やJR亀岡駅2階の観光案内所、市内のカフェなどで配布する。