管理栄養士に全員合格/東北女子大・健康栄養学科27人/学科開設から2年連続 「指導のおかげ」

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新型コロナウイルス感染予防対策のため、研究室単位で行った学位授与式に出席した東北女子大の学生。前列中央が舘山さん(同大学提供)

 東北女子大学(青森県弘前市)を今春卒業した健康栄養学科の学生27人が、3月の管理栄養士国家試験に全員合格した。2015年度に開設した同学科では、前年度の卒業1期生も新卒合格率100%を達成。学科開設から2年連続全員合格は全国的にも珍しく、アクティブラーニングなどを取り入れた同学科の人材育成が成果につながっている。

 東北女子大は15年4月、管理栄養士養成施設として文部科学省と厚生労働省の指定を受け、卒業年度に管理栄養士の受験が可能となった。同学科の国家試験対策は、問題を解くだけではなく、身につけた知識を総合的に応用できるよう少人数グループに分けて指導。知識の点と点をつなぎ、実際の職場で役立つ知識が身につくような学習を繰り返したという。

 担当の西田由香教授は「単なる丸暗記ではなく、理論とともに知識を蓄えることで、学ぶことが楽しくなる。学生たちの成長が感じられ、結果として全員合格につながった」と説明。合格者の1人で、県立中央病院に採用された舘山舞さん(22)は「前年の先輩方の素晴らしい結果はプレッシャーにもなったが、手厚い指導のおかげで全員合格できた。栄養学はどんどん変化しており、向上心を持って地域貢献できる社会人になりたい」と話した。加藤秀夫家政学部長は「合格がゴールではなく、その先が大事。社会の担い手になる優秀な人材が育ち、その上で全国のどの大学も達成したことがない学科開設3年連続合格率100%が達成できれば」と語った。