三浦愛、2020年はKYOJO CUPに参戦。女性初の全日本F3ウイナーが“競争女子”最速目指す

 4月10日、LHG Racing with YLTは女性ドライバー最速を競うワンメイクシリーズ『競争女子KYOJO CUP』に、女性ドライバーとして初めて全日本F3選手権で優勝した三浦愛を擁して参戦すると発表した。

 女性トップドライバーのひとりである三浦を起用して2020年シーズンのKYOJO CUPに挑むLHG Racing with YLTは、2018年までスーパーGTでチームルマンを支援していた株式会社レガルシィと、チームタイサンをスポンサードしていた横浜貨物運送株式会社が結成したレーシングチーム。

 レガルシィは、女性の美容とアンチエイジング効果が期待できるというLHG水素吸入器を取り扱う。また、ジョイントする横浜貨物運送は女性ドライバーの採用を積極的に推進している物流企業だ。

 その新チームからKYOJO CUPに初参戦することになった三浦は、2014年にスーパーFJから全日本F3にステップアップ。その初年度にNクラスでシリーズ初の女性ウイナーとなると、翌年には3勝をマークしてシリーズランキング2位となった。2016年からはCクラスに参戦している。

 2020年シーズンのレーシング活動についてはこれまで具体的なアナウンスがなかったものの、今回の発表で女性ドライバー最速の座をかけて熱戦が繰り広げられている競争女子シリーズに加わることが明らかになった。

「VITA-01をドライブするのは初めてですが、フォーミュラで培った経験を活かしつつ、一から自分を磨き直すつもりで全戦優勝を目指して頑張ります」と新たな挑戦に向けて意気込みを語った三浦。

「新型コロナウイルスの影響により、KYOJO CUPを含め国内外のレースが次々と延期・中止となるなか、関係者そしてファンの皆さまにおかれましても不安な日々が続いていることと思いますが、これ以上感染を拡大させず一日も早い終息を願い、皆さまとまたサーキットで笑える日が来ることを楽しみにしています」

「私自身も細心の注意を払いレース参戦に向け準備を進めていますので、こんな時期ではありますが今シーズンも三浦愛をよろしくお願いします」

 なお、5月10日に富士スピードウェイで開幕戦が予定されていたシリーズは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて当該ラウンドの延期が決定。現時点での開幕ラウンドは、暫定ながら7月26日の鈴鹿サーキットとなっている。

■LHG Racing with YLT 2020年KYOJO CUP 参戦体制

マシン:Ms. Legarsi with YLT VITA
カーナンバー:38
ドライバー:三浦愛
タイヤ:ダンロップ
オイル:MOTUL
チームマネージメント:DRP

LHG Racing with YLTかKYOJO CUPに投入するVITA-01

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