不妊治療支援で連携協定を締結 長崎県とエムティーアイ

 県と健康情報サービスを手掛けるエムティーアイ(東京)はこのほど、県内の妊娠を望む夫婦などへの妊活支援に向けて連携協定を結んだ。不妊治療の正しい知識や利用できる助成制度、相談窓口などの情報発信で連携していく。
 同社はスマートフォン向けのモバイルコンテンツを企画・運営しており、女性の健康管理などに役立つアプリ「ルナルナ」のダウンロード数は約1500万件(3月末現在)。県は不妊治療の助成制度の周知などで効果的な情報発信ができると判断し協定を結んだ。同社は全国の自治体と同様の協定を結んでおり、県は7例目。
 協定締結で、同社はルナルナ内に長崎県の妊活支援特設ページを開設。妊娠や出産、不妊などに関する基礎知識の提供や、制度情報の提供、相談センターの紹介などをする。妊娠や不妊に関する県民向けの意識調査も共同で実施する予定で、今後の妊活支援に役立てるという。

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