MotoGP、SBK:ドルナスポーツが声明を発表「最優先事項はレース開催。最終手段は2020年シーズンの中止」

 MotoGPやスーパーバイク世界選手権(SBK)を統括するドルナスポーツは4月9日、新型コロナウイルスのパンデミックを理由にレースが開催延期されている状況のなか、2020年シーズンの最優先事項はレース開催であると次のように声明を改めて発表した。

「新型コロナウイルスによるパンデミックの拡大により、すでに複数のイベントの延期、または開催期日変更を含めて『MotoGP世界選手権』の2020年開催日程の修正を実施しました。継続的な不確実性を考慮し、ドルナスポーツは、レースを開催することが2020年において最優先事項であることを再確認します」

「ドルナスポーツは、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MSMA(モーターサイクルスポーツ製造者協会)、グランプリのプロモーターたちと継続的な話し合いを維持するとともに状況を注意深く監視しながら、我々のスポーツの各中心者たちとの間で支援と連絡を可能な限りに開かれた状態に保ちます。すべての関係者たちの目的は、安全が確保され次第、レースを開始することです」

「我々が最も焦点を当てていることは、これまでも、これからも可能な限り多くのグランプリを2020年シーズンに開催し、2020年以内に終了することです。ただし、政府及び関連の保険当局からの健康と安全の助言に従って行動します」

「パンデミックが予想以上に長引き、我々の生活及びスポーツの停止が続き、旅行制限が継続される場合には、最後の手段として、ドルナスポーツは、FIM、IRTA、MSMAと2020年シーズンのキャンセルに関して議論することを検討します」

「SBKの最大の焦点も同様に、安全が確保され次第、可能な限り多くのラウンドを2020年シーズンに開催します」

「すべての関係者の優先事項はレースを安全に行い、ファンが愛するもの、つまりレースをもっと多くのファンにもたらすことです」

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