神宮周辺で半額セール 人の姿少なく異様な光景

周辺の土産物店では半額セールが始まりました。

新型コロナウイルスの感染が広がる中、緊急事態宣言の発令でさらなる自粛が始まり、伊勢神宮では参拝客が激減して大きな影響が広がっています。

年間約900万人の参拝者が訪れる伊勢神宮。

令和初の初詣などで多くの観光客でにぎわっていたのが嘘のような、閑散とした光景が広がっています。

先月の伊勢神宮の参拝者数は約47万人で、去年の同じ時期に比べて半分ほどになっています。

宇治橋前の駐車場には、団体客を乗せたバスや車は1台もなく、普段ならまっすぐ歩くのも大変なほど混み合うおはらい町でも人の姿は少なく、異様な景色が広がっていました。

内宮近くにあるお土産屋の勢乃國屋では、3月初めごろから店を訪れる客の数が減り始め、廃棄による食品ロスを防ぐために煎餅や饅頭などの土産物を通常の半額で販売するセールを始めました。

しかし、緊急事態宣言が出された後は、ほとんど客が店に訪れない状況で、3月以降の売り上げは去年の同じ時期と比べて9割以上減少しているということです。

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