新型コロナウイルスの影響により、世界中でサッカーのない状況が続いている。
とはいえそんな中でも「ビデオゲーム」というツールを使い、サッカー界を盛り上げている現役選手は多い。今回はその中で5名の選手を取り上げたいと思う。
ティボ・クルトワ(レアル・マドリー)
この状況を最も積極的に過ごしているかもしれない選手がクルトワだ。
スペインの大物ストリーマー、イバイ・ジャノス氏の呼びかけで配信企画に参加したレアルの守護神は、MOBAジャンルの人気タイトル、LoLに初挑戦。
5人で1チームということで他にレギロン、ハキミらレアル武者修行勢、そしてベティスのボルハ・イグレシアスも参加し、イバイが初心者の彼らにプレイを教えるという内容となった。
また、それとは別にF1レーサーと豪華なレースゲーム対決も楽しんでいる。
メスト・エジル(アーセナル)
アーセナルで厳しいシーズンを過ごしているエジルも、ゲームの腕には衰えがない。
ロシアW杯中、ドイツ代表チームがどハマりしていたという噂もあったが、かねてからフォートナイトを配信している。
現在のリーグ中断期間中にはファンのためにフォートナイトのチャリティ配信を行い、ボディガードのコラシナツ、ドイツ代表のドラクスラーが集まった。
真っ先にフェードアウトするドラクスラーは明らかに初心者だったが、エジルのテクニックは玄人そのものだ。
セルヒオ・レギロン(セビージャ)
クルトワらとLoLに興じたレギロンは、同じく配信に参加していたボルハ・イグレシアスとともにFIFA20での対戦企画を行った。
というのも、予定されていたリーガ28節、セビージャ対ベティスのアンダルシアダービーが中止となったため、ファンを楽しませるべくサッカーゲームでダービーを再現しよう、という流れになったからだそう。
そこで両チームを代表して両者は激突、かなりの接戦の末、オンラインダービーはボルハのベティスの勝利で幕を閉じた。
今季は好調のレギロンだったが、FIFAでは結果を残すことはできなかった。
マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)
アセンシオには“超”が付くほどゲーマーというイメージはないかもしれない。
しかしリーグ中断期間中に最も目立っているのがこの男だろう。というのも現役サッカー選手たちによるFIFA20トーナメントで見事、優勝を勝ち取ったからだ。
ウイルス被害のチャリティの意味合いもあったこの大会は、かのイバイ・ジャノス氏の呼びかけで企画され、リーガでプレーする選手たちがクラブの垣根を超えて参加した。
怪我で今季は欠場していたアセンシオだが、思わぬ形で個人タイトルを獲得したことで話題となっている。
ガレス・ベイル(レアル・マドリー)
Eスポーツチームを設立するなど、日頃からゲームへの関心の高いベイル。
彼もこの期間を利用してコロナウイルス被害のためのFIFA20のチャリティ大会を企画、配信した選手の一人である。
メイソン・マウントをはじめとするプレミアリーグで活躍している英国人選手たちに加えて、ディバラも参戦した。試合でベイルに快勝したディバラがゴルフいじりをかますなど、大変な盛り上がりを見せ、1万8000ポンドを集めることに成功した。
それらは全額UNICEFに寄付されたそう。