フランク・シナトラ、『ナイス・ン・イージー』発売60周年記念盤リリース決定

フランク・シナトラが、1960年に発表したアルバム『ナイス・ン・イージー』が発売から60周年を迎えることを記念し『ナイス・ン・イージー(60周年記念エディション)』を6月5日にリリースすることが決定した。

シナトラが編曲家で指揮者のネルソン・リドルと共に手掛けた『ナイス・ン・イージー』は、1960年7月に米キャピトル・レコードから発売され、全米チャートで9週にわたりNO.1を獲得。同作は、年間最優秀アルバム部門、最優秀編曲(ネルソン・リドル)部門など、複数のグラミー賞にノミネートされた。

(60周年記念エディション)では、最新ステレオ・ミックスに、当初アルバムには未収録に終わった「ニアネス・オブ・ユー」、そして未発表音源の「アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー(セッション・テイク) 」と、「ナイス・ン・イージー(セッション・テイク) 」という合計3曲のボーナス・トラックを追加収録したリニューアル盤となっている。


<海外プレスリリース訳>

【2020年3月27日 - ロサンゼルス】フランク・シナトラが、アレンジャー/指揮者のネルソン・リドルと共に手掛けた一連の名作の一つに数えられる、アルバム『ナイス・ン・イージー』。その発売60周年を祝うスペシャル記念盤が6月5日に発売されることが、キャピトル/UMe及びフランク・シナトラ・エンタープライズより発表された。

1960年7月、キャピトルから発表されたオリジナルの『ナイス・ン・イージー』は、全米チャートで9週にわたり1位を獲得。同アルバムは、年間最優秀アルバム部門、最優秀男性ボーカル・パフォーマンス部門、最優秀編曲(ネルソン・リドル)部門など、複数のグラミー賞にノミネートされた。シナトラの一連の作品は、オリジナル盤がリリースされて以来、今日も大勢のファンや評論家の共感を呼んでいる。

「自身が伝えたい物語が描かれている曲を集めたアルバムを自ら企画し、まるで歌詞を自分で書いたかのように一つ一つの言葉に心を込めて歌うことによって、シナトラはレコーディング・プロセスに個人的な表現という観点を取り入れ、それを文学的な高みにまで押し上げた」 ――ザ・ニューヨーカー誌

「フランクは、“決めフレーズ”の箇所で、毎回アドリブを入れていました。憶えておいていただきたいのは、その時点で、この曲は彼にとっては今まで聴いたことのない新曲だったという点です。最終テイクは本当に素晴らしいものでした。フランクのおかげで、私達が手掛けたこの曲はアメリカのスタンダード曲入りを果たしました。何年か後、私達はこの曲の第2コーラス(サビ)部分を加筆し、それをレコーディングした他の歌手もいたのですが、フランクのヴァージョンが決定版ですね」 ―― アラン&マリリン・バーグマン

キャピトル・スタジオの<ルームA>において、いわゆる“ネルソン・リドル・セッション”中にレコーディングされた「ニアネス・オブ・ユー」は、当初の計画では、アルバムの表題曲となる予定であった。しかし、「ナイス・ン・イージー」と題された曲が渡されるやいなや、アルバムのタイトルは変更。「ニアネス・オブ・ユー」の方は、オリジナルLPには収録されないこととなった。

今回の『ナイス・ン・イージー』の60周年記念盤発売に当たり、その「ニアネス・オブ・ユー」のオリジナル・マスター(2020 mix)音源が、史上初めてCD及びデジタル配信でリリースされることが決定。 CD・デジタル配信の両フォーマット共、新たにステレオ・ミックスが施されたこの「ニアネス・オブ・ユー」(2020 mix)に加え、今まで入手困難だった「アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー」と「ナイス・ン・イージー」の未発表テイクが、ボーナス・トラックとして収録される。

また、アナログ盤LPでは、キャピトル・レコードのオリジナル盤でお馴染みの『FULL DIMENSIONAL STEREO』の表示が掲げられたジャケットを忠実に再現。オリジナル盤と同じ、全12曲が収録されている。  CDに封入されているライナーノーツには、「ネルソンは、世界最高のアレンジャーだ……。彼のことは、最高に尊敬している」といったフランク・シナトラの発言の他、ネルソン・リドルや、長年シナトラのピアニストを務めたビル・ミラーらの言葉が引用されている。

■商品情報

フランク・シナトラ: 『ナイス・ン・イージー(60周年記念エディション)』

Frank Sinatra: Nice ‘n’ Easy (60th Anniversary Edition)

発売日: 2020年6月5日(金)

価格:2,500円+税

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