【新型コロナ】横浜、クラスター発生のグループホームで新たに2人陽性 入居者1人死亡

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は10、11の両日、「クラスター(感染者集団)」が発生している市内のグループホーム(GH)で、新たに入居者2人、職員5人の計7人の感染が確認された、と発表した。また既に感染が判明し、重症だった90代の男性入居者が10日、死亡したという。

 市は10日深夜に80代と90代の女性入居者、11日に40~70代の女性職員5人の感染をそれぞれ公表した。2人は軽症と無症状。5人のうち3人が軽症、2人が症状がないという。GHの感染者はこれで計15人になった。

 市によると、このGHには1階7人、2階9人の計16人が入居。1階は職員4人で、2階は最初に感染が確認された60代の女性職員のほか12人で担当している。

 これまでの検査で、2階の入居者全員が陽性と判明。亡くなった90代の男性も2階に入居していた。一方、職員は計16人のうち、5人が陽性、7人が陰性だった。1階の入居者と残りの職員も検査を受けており、結果が出るのを待っているという。

 市は、現時点で不特定多数に感染が広がっていないことを理由に、GHの名前や所在する区を公表していない。

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