牧志公設市場が再開 新型コロナ感染後に消毒 店主ら喜ぶ一方、再感染の不安も 

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第一牧志公設市場の一部が再開し、常連客が買い物に訪れた=10日午後、那覇市

 新型コロナウイルス感染者が従業員に出たことで4日から閉場していた那覇市の第一牧志公設市場は全ての施設消毒を終え10日に開場し、一部営業を再開した。各店舗の営業は仕入れや準備の問題から店舗ごとに判断。この日は数店舗が店を開けた。再開を喜ぶ客の姿がある一方、再び感染の危険を心配する従業員の声もあった。

 本格的な営業再開は13日以降になる見通し。

 市と市場組合は当初、自主的に18日を再開めどとしていた。だが、農林水産省の「一般的な衛生管理が実施されていれば、感染者が出た施設等は操業停止や食品廃棄をする必要はない」とのガイドラインと、市保健所の意見も聞いた上で開場を決めた。今後、市場内で感染者が出ても一斉休業はしないという。

 10日正午ごろ、精肉店で作業していた店主の上原正敏さん(59)は、閉場前に受け付けた注文の準備に取りかかっていた。午前中に常連客が1人来店したといい「(再開して)よかった、という声をもらって安心した。一人でも来てくれるのなら対応したい。市場はきれいで安心して入れる状態になっている。私たちも頑張りたい」と前を向いた。

 一方、別店舗の60代女性従業員は観光客が来る不安が拭えないと不安げだった。「目の前の経済を考えるより、後々のことを考えるべきだ」と語った。