クルーズ船「コーラル・プリンセス」の乗客13人、自国の渡航制限で帰国できず 当初予定より1ヶ月以上船内生活

4月4日にマイアミに入港したクルーズ船、「コーラル・プリンセス」の乗客の下船作業が難航している。

4月4日から乗客1,020人の下船作業を開始し、乗客はプリンセス・クルーズが手配したチャーター便などで帰国した。現地時間4月9日には、南米とヨーロッパへ4便、アメリカ国内に1便のチャーター便を運航した。

一方で、13人の乗客は、自国の渡航制限により帰国が不可能で、さらにマイアミ当局がホテルの利用を許可していないことから、乗員868人とともに14日間の自主隔離を行うことを決めた。プリンセス・クルーズの乗員が検疫を支援するために乗船した後、4月9日夕方にマイアミを出航した。

コーラル・プリンセスは、3月19日にブエノスアイレスで終了する予定だった南米クルーズで、寄港が相次いで拒否されたことから、マイアミに向けて運航していた。

© Traicy Japan Inc,