「新小浜体育館」工事安全を祈願 雲仙で起工式

起工式であいさつする金澤市長=雲仙市小浜町

 雲仙市が移転新築する「新小浜体育館」(仮称)の起工式が8日、小浜町の現地であり、神事で工事の安全を祈願した。2021年度完成を目指し、スポーツ大会や合宿の誘致など、温泉と併せた観光の拠点として活用する。
 現在の体育館の老朽化に伴い、現在地から約250メートル離れた埋め立て地に建て替える。鉄筋コンクリート2階建て、延べ約5300平方メートル。総事業費約33億円。内藤建築事務所が監理。宅島建設など3社でつくる企業共同体(JV)などが施工する。
 起工式には、金澤秀三郎市長や市の関係者、施工業者など約40人が出席。金澤市長は「新体育館の完成を見据え、スポーツ振興と交流人口の拡大に取り組んでいく」とあいさつした。
 新体育館にはメインとサブのアリーナを整備。バスケットボールやバレーボールの公式規格に準拠し、プロの試合会場などに使用できる。

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