悠々タイム 近江鉄道に揺られ のんびり旅する 大人の電車旅 「東近江」

東近江市は、滋賀県の南東部に位置し、鈴鹿山系から琵琶湖まで広がる四季折々の美しい自然と、古(いにしえ)から現代まで悠久の時を流れる歴史と文化に育まれたまちです。

のんびり電車に揺られながら湖東・東近江の名所巡りの旅に近江鉄道に乗って出かけてみませんか?

1.近江商人屋敷(蔵屋敷の町並み)

五個荘金堂地区は近江商人ゆかりの地で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 町並みを歩くと舟板塀や白壁をめぐらした蔵屋敷があり、清らかな水が流れ錦鯉が優雅に泳ぐ掘割が縦横に走っています。

■近江鉄道「五箇荘駅」より 徒歩30分

2.太郎坊宮(たろうぼうぐう)

京都鞍馬山の次郎坊の兄、太郎坊天狗が守ると言われる、「太郎坊さん」で親しまれる勝運授福の杜。本殿の前には多くの巨石があり、中でも悪心のある者が通ると、はさみつけるという「夫婦岩」は圧巻です。

■近江鉄道「太郎坊宮前駅」より 徒歩15分

3.豊満神社(とよみつじんじゃ)

境内の竹を切って旗竿にすると戦に勝つといわれ、源頼朝をはじめ多くの武将が戦勝祈願をおこなったといわれる神社で「旗神さん」また「御旗さん」という呼び名で親しまれています。鎌倉時代に建立された四脚門は、国指定の重要文化財となっています。

■近江鉄道「愛知川駅」より 徒歩10分

4. 中山道 愛知川宿(えちがわしゅく)

中山道六十五番目の宿場。元は東山道の宿駅で、『太平記』にも記載されています。宿場町であると同時に近江商人の町でもありました。「びん細工手まり」は、起源は定かではありませんが、愛知川だけに伝承される工芸品です。八幡神社・宝満寺のほか、問屋跡・一里塚跡の石碑などから往時を偲ぶことができます。

■近江鉄道「愛知川駅」より 徒歩すぐ

5.中山道 高宮宿(たかみやしゅく)

中山道の六十四番目の宿で、古くから湖東地方の中心として栄えてきました。いまも多賀大社への大鳥居をシンボルとして、商店街が立ち並ぶ活気ある町です。その佇まいには、江戸期に栄えた宿場町として名残のあるウダツや袖壁のある商家や民家が連なりを見せています。

■近江鉄道「高宮駅」より 徒歩5分

■情報誌「自悠時間」掲載2014年3月

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