ドコモ、AIや機械学習を活用した法人向け健康経営支援サービス「dヘルスケア for Biz」を提供開始

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、法人向け健康経営支援サービス「dヘルスケア for Biz」を提供開始した。同サービスは、健康経営推進を目的とする法人向けサービスである。従業員がドコモの提供するdヘルスケアアプリ上で健康診断結果を確認できるほか、将来の生活習慣病などのリスクをシミュレーションする「AIリスク予測」や、AIが予測したリスク結果を基に従業員ひとりひとりの健康状況に合わせ生活習慣改善を促すことを目的としたコンテンツやクイズを配信する「健康増進ミッション」などを提供する。

「AIリスク予測」

「健康増進ミッション」AIリスク予測にはドコモが自社開発した健診リスク予測技術が活用されており、機械学習によって「メタボリックシンドローム」と「高血圧症」の発症リスクを予測を構築し、入力された条件と同等の方が、3年以内に発症する確率および発症リスクに影響を与える生活習慣を算出する。さらに、従業員が継続して利用できるように健康行動に伴うインセンティブとして、ファーストフード店やコンビニエンスストアなどでも使えるdポイント(期間・用途限定)を個人のdアカウントに対して付与される。合わせて、dヘルスケアで提供している歩数や体重などの記録機能や、運動不足・肩こり・腰痛・睡眠不足などの健康にまつわる情報を配信する健康コラムも利用可能だ。これまで同サービスは、2019年5月から健康経営に関する福利厚生の一環としてNTTグループ社員向けに提供していたが、他企業から法人向けの健康サービスについて問い合わせがあったことから、NTTグループ以外の企業に対しても提供を開始することとなった。なお、同サービスで利用する健康診断データは、株式会社NTTデータが提供している健康診断データ管理システム「Health Data Bank」と連携される。

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