ABSS、GPSトラッカーと位置情報を活用した動態管理プラットフォーム「Owleye」を提供開始

近年、IoTやMaaS等のDXが急速に進んでおり、移動情報に関しても様々な形の活用が進んでいる。そのような中、オートバックスチェン運営における基幹システムの運用を手掛ける株式会社ABシステムソリューションは、動態の位置情報を管理・提供する動態管理プラットフォーム「Owleye」を提供開始した。Owleyeは、開発サービスに合わせてGPSトラッカーを選択、動態の位置情報を管理・提供する、動態管理プラットフォームである。取得した経度・緯度情報を、容易に開発サービスにAPI連携する。これにより、従来のプロトコル連携システム開発コストを圧縮し、開発期間を短縮することができる。また、デバイス取付車両の走行履歴を全て蓄積し、必要な時に必要なだけ取り出して利用することが可能なため、ドライバーの労務管理などに活用できる。さらに、5秒/10秒/30秒インターバル設定が可能で、ファームウェアで即変更できる。利用シーンに沿った精度設定により、提供価格のコントロールも可能だ。一方、GPSトラッカーを選択する際は、顧客の開発サービスに合わせてOwleye対応トラッカーを取り付けたあらゆる動態情報の管理・提供に対応している。たとえば動態情報利用サービスへの活用、動態そのものの管理での利用もGPS情報を利用可能だ。また、用途に適したトラッカーを複数のOwleye対応トラッカーから自由に選択できる。たとえば大型車両と普通車両から人まで、様々な動態を管理したい場合でも、複数の異なるトラッカーをスムーズに導入・一括管理が可能となる。さらに、Owleye対応トラッカーを取り付けた動態情報をAPI連携で提供している。各トラッカーのフォーマットの違いをOwleyeが吸収し、まとめた情報にしてひとつのAPIで提供する。異なるタイプの動態情報も画一的な操作で取出可能だ。Owleyeを活用することで、例えば交通業界では位置情報可視化による乗車促進、移動手段としての認知工場、位置情報提供による受け入れなどオペレーションコストの削減に貢献し、観光業界では、周遊バスや船などの現在地を地図上に表示することで利用者の利便性向上につながり、移動手段のPRを支援する。なお、Owleyeは、ボールドライト株式会社が提供するオリジナルデジタルマップ作成ソリューション「Platinumaps」の動態管理オプションに採用されており、モビリティ(バス、車、船など)の位置情報をマップ上にリアルタイムで表示している。その他、株式会社フォルテが提供する準天頂衛星システム「みちびき」に対応したGPSトラッカー「FB102」に標準対応している。位置情報補強信号「L1S」を受信し、サブメートル級の測位を可能とした。

Platinumaps(プラチナマップ)

FB102

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