公園遊具破損3歳女児けが 佐世保市、同種全撤去へ

撤去された遊具の土台(左)と使用禁止となった同種遊具=佐世保市、日野第二公園

 佐世保市日野町の日野第二公園で12日、同市内の女児(3)が乗って遊んでいたスプリング遊具が破損。女児は地面に投げ出され、あご付近に全治約5日間のけがをした。市が14日発表した。市は市内にある約100の同種遊具を使用禁止にした。
 市公園緑地課によると、女児が遊具に乗って間もなく、根元の金属製スプリング部分が折れたという。劣化が原因とみられる。この遊具は1999年に供用開始。公園遊具は年1回の点検が義務付けられており、市は昨年9月に腐食の有無などを点検。「使用可能」と判断していた。
 同課は「使用した方にけがを負わせてしまい大変申し訳ない。再発防止のため管理を強化したい」と陳謝。スプリング遊具は金属部分の劣化を完全に把握することが難しく安全性が担保できないとして、市内にある同種遊具をすべて撤去する方針。

 


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