【新型コロナ】児童虐待、DV防止に相談拡充を 自民女性局が要望

要望書を手渡す自民党の三原女性局長(左から2人目)=東京都内

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請で家庭内で過ごす時間が増える中、児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の懸念が高まっているとして、自民党女性局は14日、政府に相談体制の拡充などを求める要望書を提出した。

 要望では、無料通信アプリLINE(ライン)などを活用した児童虐待の相談体制拡充や父親のための窓口設置のほか、休校中で昼食がとれない児童生徒への支援や医療従事者の風評被害対策を求めている。

 今井絵理子内閣府政務官らに要望書を手渡した三原じゅん子女性局長(参院神奈川選挙区)は「何かが起きてからではなく、起きる前に相談できるようにしてほしい」と述べた。政府とも問題意識を共有したという。

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